心理カウンセラー佐藤照貴

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「自分だけの一番」=「オンリーワン」を見つけよう

    沖縄アクターズスクールといえば、安室奈美恵、SPEED、MAX、DA PUMPなどが出たことで有名ですが、そのアクターズスクールを作ったマキノ校長の手記『才能』は、学校の教員にもとても多くの示唆を与えてくれる本だと思います。その一節に「オンリーワン」という言葉もありました。ここにその一部を抜粋して載せてみたいと思います。
   沖縄アクターズスクールの子供たちは、他人を押しのけて「自分が一番」=「ナンバーワン」になりたいと思ってはいない。「自分だけの一番」=「オンリーワン」を見つけようとしている。だから、毎日練習を欠かさない。
 才能に出会うとは自分しか持っていない「オンリーワン」に出会うこと。自分しか持っていない「オンリーワン」を見つけることだ。僕の仕事は、「君が持っているオンリーワンはこれだ」と指摘してやること。そして、「一緒に伸ばしていこう」と励ましてやること。これは、本当は親や学校がやることだ。でも、現実には、そんなふうに子供に接している人は少ない。「いい成績をとれ」「他人に勝て」としか言わない人が圧倒的に多いのではないだろうか・・・・・・
  他人の夢と自分の夢を比べても意味がない。自分だけの「オンリーワン」の夢を持つことが肝心なのだ。 『才能』/マキノ正幸(講談社)より抜粋