心理カウンセラー佐藤照貴

                  (月〜土曜日9:00〜17:00)

愛情という名の支配

 二人とも不登校になられたお母さんが、嘆きながら「こんなに子どものためにいろいろしてやったのになぜこうなったのでしょう?」とおっしゃるのです。「してやったのに・・・」に注目してください。子どもに恩を着せて、その対価を求めているのです。対価は不安です。不安をもらって嬉しい子どもはいません。

    このお母さんは残念ながら、子どもの人生を「支配」していることに気付いていません。むしろ「こんなにしたやったのに」という愛情だとひとりよがりの似非愛情なのです。子どもがいくら血のつながったお母さんであれ、子どもの車のハンドルを勝手に握ったら、子どもは支配排除された気分になり、母親に反発という名の愛情を求めます。

   親子であっても、子どもを一人の人格者だと認め受け入れることができれば、一定の距離(境界線)を置いて子育てができます。愛情という名の支配?と気付いたら、「・・・してやったのに・・・」が口ぐせになっていないか確認してみましょう。