元中日監督の落合博満さんの「オレ流の自立」は意外なものでした。「自立は一人ではできない。周囲の人が温かく見守ることが必要」ということです。自立といえば「一人で頑張る」イメージがありますが、「我を張る=頑張る」ではなく、周りの力を借りて初めて本当の自立ができるのだということでしょうか?
「俺が俺が」と我を張るのではなく「私はこの程度の力しかありません。どうか力を貸してください」という謙虚さが自立の根っこになっているのでしょう。自分の弱さを認めることが実は強い人間の証明です。
弱さと向き合うことなしに人間の成長はないようです。