心理カウンセラー佐藤照貴

                  (月〜土曜日9:00〜17:00)

劣等感が相手の弱みをつく心理ゲーム

  人と付き合う中で、「この人と話すと何だか後味が悪いなあ」と感じたことはありませんか?これを交流分析では「心理ゲーム」と言います。周りにこんな人はいませんか?相手のミスや弱いところにつけこんであげあしを取る人です。このゲームに仕掛けられた場合どのようにそこから抜け出せたらいいでしょう?強いコンプレックスを抱え、それを相手に見せないようにするために、「強い自分」を表現しているのかもしれません。より強く見せるため、従順な相手をターゲットにしてゲームを仕掛けているのです。 厳格な父親が従順で素直な子どもを叱りつけるようなイメージです。しかもこのタイプは、だんだんその場と関係ない過去のことまであげあしをとり、いつまでも攻撃を止めない場合もあります。 攻撃をされるほうはたまったものではないです。
   では、どうしたらこのゲームから抜け出せられるのかというと、第一にそのような相手には理性を持って対応をすることです。 首をうなだれて「はい、はい」と素直に聞いていたら相手の思うつぼです。 「この人は自分を強く見せたくてこのようにゲームを仕掛けているのだな」と、今自分はゲームを仕掛けられていることに気づき、冷静に受け止めてみてください。そして、その人との普段のかかわりから”あなたのことを認めていますよ”というストロークを投げかけてみてください。