ここに身長2メートルの人と、体重が100キロの人と、足のサイズが30センチの人がいるとします。この3人の中でだれが一番おおきいでしょうか?答えは「比べられない」です。
一人一人違うのにそもそも比べることはできないのです。けれど、私たちは学校教育の中で「競いあいなさい」「比べて頑張りなさい」と教えられてきました。一人ひとり違って比べようがないのに無理やり比べあったのです。
人と競って抜きんでること「偉い」「立派」「賢い」と評価されるという中で育ってきました。けれども教育の本質は誰よりも抜きんでることではなく「あなたはあなたのままでいい」「このままでも大丈夫」と言ってあげることではないでしょうか。
1995年1月17日阪神大震災が起こりました。死者6500人、朝5時46分、その直後早く駆けつけ倒れた家の煉瓦の下敷きのなっている人を助けたのは一体誰なのか?それは一般的に不良・ヤンキーと言われている茶髪の若い男女だったそうです。手足を血に染めながら煉瓦の山をおこしていた。彼らは順位づけする学校からドロップアウトした学校の中では「優秀ではない」人たちが現場にかけつけ「喜ばれる存在」になっていたのです。順位づけして生きていると増えるのは敵、喜ばれる存在になることを考えている人は味方が集まります。
自分の生き方として人と「競わない」「比べない」「争わない」ということが身に付いたら生きることがラクになります。