先日、東日本大震災の心の復興に携わる皆様のお話を聞くことができました。仮設住宅から災害公営住宅に移って「よかった」とは一概に言えないそうです。ある被災地では、災害公営住宅ができて、確かに便利にはなったが、「昔なじみの友だちがいなくなり、まだ仮設の方がよかった」という被災者の方もいらっしゃるということでした。
ハコモノも道路は大事です。それと同時に大切な人を亡くしたからこそ「安心して“話っこ”できる人が必要なんだ」と「つながり」が人を元気にするのだそうです。
話をしてくださった方の亡くなったお母さんの口癖が 「人は奪い合えば足りないが分け合うとあまる」だったそうです。
震災の時はまさに、ダンボールを分け合い、食料を分け合い、心を分け合って しのいだ「つながり」は一生忘れないと教えて下さいました。復興が「復“幸”」になるまでは時間がかかりますね・・