他の子どもよりなにかがよくできることによって自信のある子に育てようというやり方の育児は、子どもの本当の自信を育てることはできません。もっとよくできる人の前に出ると、劣等感に変わってしまう。さらに悪いことには、自分より何かができない人の前では、その感情は優越感に変わってしいます。
他人との比較を意識すると、心は焦ります。私は人よりももっと速く歩きたい、前へ行きたいという欲が、焦りとなるのです。自分の「遅い」「速い」という勝手な基準に、自分の欲を合わせてしまうと自信までなくしてしまいます。他人と比べるのではなく「ありのまま」の子どもの可能性に寄り添いたいものです。