12月14日の岩手日報の「風土計」に目を疑う記事が掲載されていたので紹介します。ガンで闘病中の友人曰く13日は「マグロ記念日」。なぜ?「『障害者はマグロを食べるな』と言われたから12月13日はマグロ記念日」。がんになり、うつ病も発症した彼女が十数年前のこの日、家族で寿司屋に行き、のけ者にされた悲しい記念日・・・・
世界中誰一人障害や病気になりたくて産まれる人はいない。明日は我が身を忘れてはいけません。それなのに家族の無理解には呆れた。この記事の最後には、「孤独な闘病生活を送る人も多いだろう。『寒いね』と話しかければ『寒いね』と答える人のいるあたたかさ」(俵万智)で救われた。
私は時々いろんな方のお話を聴くことがあり、相談される方から教えられることがあります。ガンを患い抗がん剤治療で髪の毛がなくなった辛い思いをされているお母さんへの小学校5年生の息子さんの一言です。「お母さんかっこいいよ。髪の毛ないのは頑張っている証拠じゃん」と小学校5年生の息子さの感受性の豊かさに、私は心の中で号泣するしかありませんでした。