日本のコーチングの第1人者岸英光先生が、「根性論だけでは人の能力を開花しない」と提唱しています。昔は根性が大切でしたが、今は「楽に」「笑顔」でが主流です。その証拠に今年の正月、大学箱根駅伝で優勝した青山学院大学のモットーは「ワクワク大作戦」です。楽しんで練習し、本番を迎えるほうが、本来の力の2倍、3倍力が出せるというスポーツ科学の最先端です。青山学院大学のアンカーは、前半で優勝を確信し、笑いを堪えるのに必死だったという逸話があるくらいです。 世界のゴルフのスーパースター タイガーウッズは10代で優勝したインタビューで、何故優勝できたんですか?のマスコミの質問に「歯を磨くように練習しているだけです」と応えました。実に意味深です。根性で練習するのではなく、日常で楽しく練習した結果優勝につながったという思考は、「根性論」ではなく「楽しく・笑顔で・・・」の「ねばならない」から「・・・してもいいかも」の「許可」と「かも連鎖」をうまくスポーツに応用した結果です。
人間関係も「許可」つまりどんなに苦手な人でも「許す」ことができたほうが、人間関係が丸くなり互いの関係が明るくなります。