心理カウンセラー佐藤照貴

                  (月〜土曜日9:00〜17:00)

存在不安が強いと家庭不和?

存在不安の強い親が、トラブルの話で活き活きしているのを見たら…子は、問題児となり、結婚しても離婚、子を持っても家庭不和となり、あるいはアルコールやギャンブル依存などになって終生、親に“悩みの種”を与え続けます。親の気持ちをこちらに向けることによって、親が自分の存在不安を見なくてすむように助けているからです。その子は、親が自分と向き合うことから逃げ続けるための手助けをする人生(脚本)を歩んでいるのです。
もし親が子の自律を望んでいなかった場合は… その子は、自律してはいけない人生脚本を創ってしまい、自律につながるすべてのことは禁止令となって出来なくなります。先生の言うことがわからず自分は馬鹿だと思ってしまったり(理解するなという禁止令)、なぜか友人が出来ずいつも孤独だったり(親以外の価値観と接するなという禁止令)、なぜかうまくいきそうなときに失敗したり(成功するなという禁止令)…なぜ、自分はこうなんだろうという人生(脚本)を歩くのです。
自分の表層意識は「なぜ?」と苦しんでいるのです。でも、自分の無意識は、「ほら、私はこうしてあなたの望む人生を歩いている。だから、私を愛してよ、おかあ さん!」と、“脳内親”に日々の姿を見せ続けているのです。これほどに、子どもは健気なのです・・・