心理カウンセラー佐藤照貴

                  (月〜土曜日9:00〜17:00)

「行為」は批判されても「存在」」はOK-OK

  先日「交流分析インストラクター2級講座勉強会」に参加しました。その中で印象に残ったのが交流分析の哲学の一つ「人は誰でもOK」です。例え、犯罪を起こしてもその「行為(DOING)」は批判されても存在(BEING)」は何ら変わることがないという OK-OKの姿勢」でした。どんな人間でも尊厳があり生きる価値があるのです。「生きる価値」とは、命は比較するものがないほど大切だということを胸に刻むことです。
   この境地に辿りつくのは時間がかかります。何故?「命」を分解すると”「人」は「一」度「叩」かれる”となります。試練や「なんで私にこんなことが」と人生で人は何度も叩かれる体験を通して、「どんな人でも生きる価値がある」(ビーイング)の魂に触れることができるのではないででしょうか?  
   「あんな奴は駄目だ」と私も思いがちですが、それは{OK-OK」ではありません。駄目だと気分を害しイライラして損してるのは自分です。他人の行為によって心の健康を害すとすれば、それは他人に振り回された自分がない人生になり大きな損失です。「ああ あんな人もいるんだ」とバウンダリー(境界線)を引いて生きることが、自分らしく楽に生きる秘訣のようです。