職場や学校、家庭で他人に嫉妬し足をひっぱったり、悪口、いじわるをする幼稚な人間がいます。こんな人のいじめは執拗に続きます。嫉妬の心理は、「愛の欠如」(ユング)、「ストローク飢餓」(エリック・バーン)と言っています。つまり、ふれあいや愛情不足により、子どものように「いじわる」をして他人の気を引こうとする幼稚な行為です。
私も執拗な嫉妬に心が乱れましたが、その方は家庭で誰にも相手にされず「ストローク飢餓」「愛の欠如」による孤独感を他人に嫉妬したり、いじめることでしか自分を保てない貧しい心の持ち主でした。「自分は絶対だ」「自分が一番だ」と傲慢を気取り他人をバカにする天才です。人をけなして喜んでいる本物の「馬鹿」です。
「自分は愛する価値がある人間だ」と心から思えるようになると、嫉妬やいじめは止まります。空っぽの愛情タンクを、愛情やふれあいで満たされたときはじめて自分の愚かな行為に気づくのですが、そう簡単にいかないのが「嫉妬の構造」です。心の膝を折り、謙虚になったとき愛情は上から下に流れます。
「なぜ、このように悪口が絶えないのか。人々は他人のちょっとした功績でも認めると、自分の品位が下がるように思っている」(ゲーテ)